僕が今やりたいことは色々あるんだけど、それは条件が付いてくる。学力や学歴の問題ではなくて、もっとシンプルな問題である。
人間がやり直せる部分といっても限りがあって、治せないところというのはある。
どんなに生きてきたところで、結果的には僕の結果でしかなくて、中途半端に済ませてきたツケが一斉に清算されるとき、人は現実を叩きつけられるんだなと。
僕には写真しかやってこなかったおかげで、趣味と呼べるものはほとんどない。カメラに詳しいかといえば詳しくない。
仕事を転々とし得たものは何か。非正規雇用だからスキルもない。やっと契約社員という立場になったけど契約社員は無期限ではない。
派遣社員よりは扱いがマシというだけで、評価もされるし切り捨てられる立場なのは変化していない。
どこかで腹をくくってしまえばいいのかもしれないけど、それ相応の覚悟というのが求められてしまい、正直精神的に耐えられない。
どんどんドロッとした黒い何かに包まれて、もういいやという気持ちになってくる。何もできないんじゃなくて、何もしてこなかった結果がこれ。
何をどうすればいいか。何を得たらいいのか。色々考えを巡らせても、何も考えず、考えを棄てた僕の脳みそは何を考えることを拒否してしまう。
その結果が非正規雇用という道だったんだけど、どこで選択肢を間違えたのか。何が正しくて何が間違っていたさえも分からない借金が増えてしまった。
支払いは滞納せずに済んでいるのは、一応形だけでも非正規雇用を続けてきたからだけど、これからの経済や雇用の問題を考えると、返済がいつ終わるのか分からない。
そんな現実と未来を考えている生きることに少し疲れてしまったのかもしれない。そら考えてたって仕方がないで済ませるけど、そうもいかない。
ちょっとした選択肢のミスがそのままダイレクトに僕を襲ってくる。避けることさえできないので、どれだけ総合的なダメージを減らすことができるのかが大事になりつつある。
現時点でいえば借金自体は減っているし…と言い訳をしておく。