モノクロと無機質なモノの組み合わせが大好きで。

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モノクロと無機質な組み合わせで、写真撮影の中で一番組み合わせとして好きなもの。打ちっぱなしのコンクリートをモノクロで撮ったり、近代建築を撮ったりして楽しいと思った。普通の車を撮るだけではなくクラシックカーのブッラク色を引き立てるのがモノクロというジャンルだと思う。

カラー写真よりもモノクロの方が格好良く見えてしまうのかもしれないけど、一歩踏み出せるだけの行動力と感性を持ち合わせないといけないという問題が出てくる。つまり良識の範囲内でフットワークを軽くしないといけないのが作品を生み出すために必要なことだと感じていて、現在僕に足りていない部分ともいえる。多分この部分から抜け出すことができれば一皮剥けることになって成長するんだろうけど、結果的に未だに風景写真撮影に落ち着いているのは、一つの大きな壁を感じているからともいえる。

自然に出てくる笑顔や人間が生み出す表情というのは幾多の作品に共通する点で、絵画や陶芸のように1から作り出しているわけではないので、どのように僕の気持ちを表現するかというのは一つ考えるところではある。

だから僕はやっぱり写真だけではなくて、他の作品を生み出すこと、絵画や陶芸にも関わっていくことが写真文化を支えるためには必要なことになりそうと思い、行動していきたい。

市営住宅を真横から撮影する。反対側に住んでいない限り撮影することは難しい。

市営住宅を撮影していて分かったことは、利便性が考えてあって、それ以上の価値がないというところです。だた芸術やデザインと言うのはすでに利便性の中に存在する。つまり機能美というのがあったり、使いやすさを求めると新しいデザインを生み出すこと創造につながることになるので面白い。

壁とベランダ、窓を撮影しただけで、一つの作品に仕上がったとも思っていて、これに感じるものはないけど、デザインを考えた人の意図まで感じられるようになりたいと思った。

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