誰かが働いているところにある道具を撮る。

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僕も労働者であり、クリエイターという立場でもある。僕自身の道具はいろいろな理由があって撮影できないけど、クリエイターの立場として撮影できるものは撮影していきたいと思う。

労働者が使う道具というのは面白いもので、色々な用途や名前があったり、日常的に使うことがない特殊な道具も存在する。出来れば使っている労働者を撮影したいところだけど、それより休憩時間で使われていない作業現場だけでも残しておこうと思って、撮影した。

ハシゴは黄色く、コーンは赤く、日差しと信号機という様々な色を楽しむことができた一枚でもある。

信号機の工事をしているところ

信号機の工事、建物の工事など色々な業務はあるかもしれない。僕たちが今残すべきなのは、労働者が当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではない非日常的な業務である、ということ。

仕事をしていくと、いつの間にか特別感が薄れていく。日常的になりすぎてつまらないと思うことが多い。仕事をしていくと飽きてしまったり、集中力が続かないのは同じことを繰り返してしまうからではないだろうか。他の理由として、仕事が合っていないというのもあるし、ミスマッチングなってしまうこともあるから、労働者側が判断して上司に相談できるからしてほしいところ。

転職を考える、実行するのもまた手で、やりたいことを仕事にする。将来のことを考えてみるのもありなんだろうなって思う。

たった信号機工事の写真かもしれないけど、そこには色々な考えたを広げるチャンスがある。働き方改革がどれほど進んでいたとしても、結果的に仕事をしないと金を稼ぐことなんてできない。金持ちだろうとなんだろうと生活をしていくためには、誰かのサービスを受けて生きているということを忘れてはいけない。

写真から色々なことを読み解いてほしい。ただ撮っただけで終わらせずに考えてほしいと思っている。

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