大判蛇腹カメラを広げてフィルムで撮るということで得るもの

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大判蛇腹カメラを持っていて、一台は押入れで眠り、もう一度は頻度は減っているけど現役のカメラとして使用できる。他のカメラとは違い、持ち運びが難しいという点ではある。けれど、レンズ、蛇腹ボディ、マガジンと取り外すことが出来るので、整備がしやすい。こうやって取り外しが出来て整備がしやすいカメラといえばハッセルブラッドも思いつくけど、価格的にはライカの次ぐらいには高い。

僕が使っているカメラというのは大判蛇腹カメラ。現在はブローニー、チェキワイドで撮影することができる。しかし、シノゴでも撮影できるし、アダプタがあればデジタルカメラを装着することもできるようになる。そうなればフィルムの心配が無くなるので実質損はないのではないかと思っている。

大判カメラで得ることが出来るのは大判レンズを使用できること、僕の場合なら最大フォーマット4✕5(シノゴ)が使用できることがメリットなので、理解しておく必要がある。

フィルムで撮る

大判カメラで得るものなんて無いのかと言われると、カメラを使っているぞというマウント的なものを取ることができるかもしれない。ブローニーなら中判カメラを使えばいいわけで、チェキワイドもインスタントカメラを買えばいいわけなので、シノゴを撮影するとなればシートフィルムになるので、それなり準備が必要になりそうだけど。

実はここまで書いておいて得られるものとはマウントだけかもしれないと思ったけど、あとは写真と向き合う時間が増えた。撮影できても4枚程度が限界で予備2枚撮っても6枚が限界。4枚は必ず余るという問題が発生していて場所を変えて撮影できる場所を探す必要がありそうだ。

得られるものを探すことが目的なのかもしれない。そのときだけは自分の思考と感性が試される。自分の表現方法を正しく向き合える時間を提供できるのが大判カメラだと僕は考えている。

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